私たちの身の回りには、チーズやワイン、納豆、塩辛、漬物、味噌、醤油など、、多種多様なものがあることに驚かされます。
発酵食品の良さは、というと、食材の栄養価を高める、栄養を吸収させやすい、免疫細胞を活性化させる、などなどのうれしいものがたくさんあります。
実は想像以上にすごい、発酵食品の優れた働きがあります。 発酵⾷品とは、大豆、米、などの原料に含まれるタンパク質やデンプン質などの栄養素を細菌、麹カビ、酵母菌などの微生物が分解し、うまみ成分であるアミノ酸やアルコール、乳酸などが生成されたものを加工した食品を指します。
⼀⽅、腐敗というのは、微生物の働きによって原料に含まれる栄養素が分解され、硫化⽔素やアンモニアなどが生成された状態のことを⾔います。
発酵も腐敗も「微⽣物が作⽤する」という点では同様ですが、微生物の種類や分解する物質によって、生まれるものが異なります。
私たちにとって、美味しいもの、有用なものになると「発酵」と呼ばれ、逆であれば「腐敗」ということになります。
新型コロナウイルスへの対策として免疫力アップが注目されています。腸の健康を保つことが免疫力を高める鍵ともいわれていますが、そのためには腸内の善玉菌を増やすことが大事です。腸内環境を改善し、免疫力向上の効果を期待できる発酵食品を日常の食事に、積極的に取り入れていきたいものです。